【275号】恒大ショックを考察

▼今月号は、一貫していない記事ですがお許しください! あッ…毎月かも(笑) 

『平家物語』の冒頭には、こう書かれています!

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし……」

日本で1990年代に起きた経済バブルは「土地の値段は下がらない」という“不動産神話”に基づいた銀行の貸し出しが過剰に膨らんだことが原因でした。中国の恒大が本業以外に手を出し急速に事業拡大したためで、当時に日本のバブルと状況は少し違っている。でもね、根源は同じだ。みんな欲がコントロールできない。変な融資を受けなければ大丈夫です。手持ちの資金で購入すれば。今はオリンピックが終わっても、投資マンション…値段が下がらない。2022年マンション格差バブルだ。

 

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●中国の不動産事情;調べてみると信じられないレベルまでに高騰中。例えば、住宅平均価格が年収の何倍かを示す数値を見てみると、東京やニューヨークは普通9~14倍であるのに対し、上海ではそれが59倍、深圳や北京でも50倍を超えている(如是金融研究院)。「年収50倍」は日本の普通のサラリーマンの感覚からすればおよそ数億円の大金になろうが、中国の上海では、普通の人が普通の住宅をこのような価格で買わざるを得ない状況までになっている。バブルではなく、超スーパーバブルだ(笑)

恒大集団(英語:China Evergrande Group)エバーグランデとは、中国最大の民間不動産会社。1996年創業。たった数年間で大きな成長を遂げ、中国国内の280以上の都市で1,300以上の不動産関連事業を行い、860社以上の企業と戦略提携中。2020年売上高は約8兆円、資産総額39兆円、負債規模33兆円、自己資本比率15%、そして、なんと従業員数は・・・
約16万人以上とのこと。

 

金額だけを記しても、比較になりそうもないため・・・日本の売上高トップの三井不動産とくらべてみた。日本の不動産会社TOPの4~5倍程度の規模だと考えると少しはわかるかも?!(2021年時点、三井不動産は総資産が7兆円、売上高は約2兆円、自己資本比率33%)本当に凄いんですね!!

“第2のリーマンショック”とも云われ、金融危機に陥ってしまうのではないかという意見もあります。各国の中央銀行やアナリストの見解を見ると、恒大集団の債務問題はリーマンショックに匹敵する金融危機を引き起こさないとされていますが、いつ何が起きても不思議ではないです。本気で、インフレ対応しましょう。だからこそ、不動産(駐車場やマンション)かもしれません!中国の不動産はアウトですが…首都圏の駅チカはおススメです。

 

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『本社の言うことは聞くな。私が責任を取る』

あんしん通信とは関係ない話ですが、「経営者」としての敬意の念を込めて、NHK記者の記事を引用させていただきました。

 

9月に急逝した「キリンビール」の布施孝之社長。しれつなシェア争いを繰り広げるビール業界で低迷していたキリンを11年ぶりにトップに返り咲かせ、“名門復活”を果たした立て役者。「本社の言うことは聞くな。私が責任を取る」 
 約3,000人の社員の大企業の代表者が、こういったそうです。名門企業の組織風土を変え、現場の声に耳を傾け続けた男の記事に・・・なぜか?涙が…。私の大学のゼミの先生が、ある理由で『サ〇〇〇〇〇のビールは飲むな!』って言われたため打ち上げはいつも「キリン」一筋でした。
 61歳の若さでの突然の訃報!ご冥福を心から祈っております。天国でも、きっとビールを飲んでいるとイイなって思います。尊敬の念を込めて合掌!

NHK 経済部記者:保井美聡氏の記事より抜粋
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211008/k10013298031000.html

 

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https://www.anshin-sekkei.co.jp/

2015年まで「HP」を
作成することに抵抗してきました。

「隠れることは素晴らしい」「本物は知っている人だけが知っている」
「砂に隠れる高級なヒラメは見つけにくい」なる勝手な思い込みがありました(笑)

「出る杭は打たれる」「有名になって稼ぐと妬みや恨み、やっかみなどを招く」と思い、怖かったのかもしれません。しかし、友人でもあり最も尊敬する心理セラピストである杉田隆史氏に相談するうちに、そんな「無意識」がブレークスルー!「東京で講演会やセミナー講師をするうえで、ゼッタイに必要だ」と…アドバイスされて。HPリニューアル!!!前代未聞のコロナ渦、様々な情報や意見などにも錯綜されましたが、ようやくリニューアルさせることができました。今回も自分の文章能力のなさを嫌というほど味わいました。「もう止めよう」と、何度も思いました。傑作とは言えませんが、「力作」だと思っています。この場からどうかあなたとの「ステキな縁」がありますことを、心から願っています。最後に、あなたが大切なご家族と共に、幸せで笑顔あふれる家庭を築かれるよう祈ります。「人生は、必要なタイミングで、必要な順番で、会うべく人に出会う」と思っています。

 

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